2015年7月1日水曜日

6月22日(月) 一般の会 第4回

この日は,13名の参加者がありました。
4回皆勤賞の方も結構おられます。
参加の皆様,お疲れ様でした。

この日は,いつもの坐る瞑想だけでなく,手動瞑想も半分加えました。

手動瞑想はタイの森林派のルアンポー・ティアン師が考案したもので,チャルーン・サティ(気づきの開発)をめざす方法の一つです。

14の手の動作をひたすら繰り返し,手が止まった時にその手のひらの感覚に気づきを持ちます。

前半の20分は手動瞑想。
やはり最初は,手の動きについて行くのが大変なようで,瞑想に集中できない方もおられた様です。

手を動かすので,その後の呼吸瞑想の際にむしろ腕の疲労を強く感じる方も多かったようです。

手動瞑想は,当たり前の注意を当たり前に手のひらに向けることを繰り返すため,最初はそこにどんな意味があるのか疑問に思う方も多いかもしれませんが,続けていくうちに,「気づく」ということがくっきりと見えてくると思います。

次回は,手動瞑想と歩く瞑想をやりたいと思います。

最後のプチトークでは,瞑想が心理療法に広まるきっかけとなったジョン・カバットージンのMBSR (Mindfulness-Based Stress Reduction)についてご紹介しました。

2015年6月9日火曜日

6月8日(月) 一般の会 第3回

この日は,17名の参加がありました。皆さん,お疲れ様でした。

ダンマシェアリングでは,様々な思いを抱えながら瞑想会に参加されていたり,あるいは瞑想の最中に自身の様々な側面と向き合う経験をされた話が伺えました。
皆さん,本当にお疲れ様です。


本日のプチトークは,四諦八正道についてお話ししました。

四諦とは,お釈迦さんが最初の法話で説いたとされる仏教の根本的な考え方の一つで,瞑想などの修行を行う根拠を示すものです。

四諦とは,四つの真理,といった意味です。苦集滅道の4つです。

苦諦(くたい):苦しみがない生活などというものはなく,むしろ一切が苦であるという真理
 ※生きていく上で必ず直面する苦しみ(四苦八苦)
   生老病死+
          愛別離苦(あいべつりく):愛する者ともいつか別れる苦しみ
          怨憎会苦(おんぞうえく):嫌いな人とも共に生活しなくてはならない苦しみ
          求不得苦(ぐふとくく):求める物が得られない苦しみ
          五蘊盛苦(ごうんじょうく):人間の肉体や精神が思うがままにならない苦しみ

集諦(じったい):苦しみを無くそうともがくことがむしろさらなる苦しみを生むという真理

滅諦(めったい):苦を無くすことは出来るという真理

道諦(どうたい):苦を無くすための8つの道(八正道)に関する真理
 正見(正しい物事の見方をしましょう)
 正思(正しく考えましょう)
 正語(正しい言葉を使いましょう)
 正業(正しい行いをしましょう)
 正命(正しい生活をしましょう)
 正精進(正しく努力しましょう)
 正念(正しくマインドフルネスをしましょう)
 正定(正しく集中力を磨きましょう)

「世の中は苦に充ちている。それを(いつもしているように)無くそうとすればするほど苦しみは増えていく。しかし,苦を滅する方法はある。それは,八正道を実践することである。」ということです。

瞑想自体も確かに苦痛をもたらしますが,もっと巨大でもっと根源的な,この世のあらゆる悩みや苦しみを乗り越えていくための方法の一つとして,マインドフルネスが提案されているわけです。

ここで重要なことは,8つもある方法の,マインドフルネスは一つの方法でしかないわけで,ただマインドフルネス瞑想さえやれば「悟り」を開ける,という訳では必ずしもないということです。

ですが,「悟り」とまでは行かなくても,苦しみとうまくつき合える自分自身を育てる営みとして,マインドフルネスは有効であることが,こうした考え方から示唆されます。

マインドフルネスとは,苦しみとの「新たな関わり方」を身につける訓練と言えます。




 

2015年5月27日水曜日

5月25日(月) 一般の会 第2回目

この日は17名の参加者がありました。皆さんお疲れ様でした。

初回よりも,痛みに苛まれる人が多かったようですね。痛みは誰にとっても最初の難敵。でも,それを味方につけられると,瞑想が楽しくなります。「別に死ぬわけじゃないし」。痛みやかゆみから目をそらすことなく,しっかり向き合えるといいですね。

この日の仏教のお話。

五蓋(ごがい)
誰にでも必ず訪れる瞑想実践を邪魔する5つの敵。
まずは,敵が忍び寄ってきていることにしっかり気づきましょう。

・貪欲(とんよく):欲望や欲求
・瞋恚(しんに):怒り
・惛沈睡眠(こんちんすいみん): 怠け心や眠気
・掉挙悪作(じょうこおさ):不安や焦り,後悔
・疑(ぎ):疑い

五力(ごりき)
瞑想実践を支える5つの力。
この力を伸ばしつつ,支えとしながら瞑想に励みましょう。

・信力(しんりき):教えを,自分自身を,信じる力
・精進力(しょうじんりき):努力する力
・念力(ねんりき):気づきの力
・定力(じょうりき):集中力
・慧力(えりき):自然界の法則(ダンマ)を理解する(理解したことによる)力

お疲れ様でした。
感想などありましたらお願いします。

2015年5月20日水曜日

学生の会第1回:お疲れ様でした。

5月18日(月),今度は学生の部の第1回目が修了しました。内部,外部を含めて17名の参加者がありました。M2の4名が指導者となり,今回は坂本君がガイド瞑想を行いました。
皆さん,コメントなど自由にどうぞ。

2015年5月12日火曜日

一般の会:第1回目お疲れ様でした。

無事,一般の会の第1回目が終わりました。

台風直前にもかかわらず,19名の参加者がありました。
皆さんお疲れ様でした。

当日感想を言いそびれた方,新たに疑問が湧いてきた方,自由にコメントをいただければと思います。

どうぞよろしくお願いします。